この記事では、ホリゾンタルSaaSの概要について解説します。
ホリゾンタルSaaSの概要
ホリゾンタルSaaSについて知らない方向けに定義や代表的な企業例を紹介します。
ホリゾンタルSaaSの定義
ホリゾンタルとは「水平」という意味で、業種を問わず幅広い業界に適用可能なSaaSを提供する企業・サービスのことをホリゾンタルSaaSと区分します。
代表的なホリゾンタルSaaS企業
Microsoft365:Excel・Wordなど
Google Workspace:スプレッドシートやドキュメントなど
Salesforce:CRM(顧客管理ツール)
slack:コミュニケーションツール
freee:中小企業向けクラウド会計ソフトウェア
Sansan:名刺管理サービス
マネーフォワード:財務管理サービス
チャットワーク:ビジネスチャットツール etc…
ホリゾンタルSaaSの価値
ホリゾンタルSaaSは特定の業界やセクターに限定せず、幅広い業界・業種に適用可能なソフトウェアサービスです。ベンダーとユーザーそれぞれにとって、どのような価値を生んでいるのか見ていきましょう。
SaaSベンダー(提供者)側にとっての価値
①広範な市場:業界を問わず多様な顧客層にアプローチできるため、市場の開拓機会が広がります。
②顧客フィードバックの多様性:様々な業界からフィードバックを受けることで、製品の改善とイノベーションを促進できます。
③ブランド認知の向上:広範囲の業界にサービスを提供することで、ブランドの露出と認知度が高まりやすいです。
SaaSユーザー(消費者)側にとっての価値
①導入コスト:クラウド提供及び、SaaSパッケージ提供により、安価なコストで導入が可能になります。
②多様な選択肢:広範な市場であるが故に多様なベンダーによるSaaSサービス・プロダクトが提供されるため、ユーザーはその中から自社・自分たちに合ったものを選ぶことができます。
③継続的なサポートとアップデート:多くのSaaSはサブスクモデル(月額または年額)のため、手厚いサポート体制が整っているケースが多いです。また顧客の体験価値向上のため継続的なアップデートも行われます(ともに解約を防ぎたいため)。
まとめ
簡単ではありますが、ホリゾンタルSaaSの定義や代表的なホリゾンタルSaaS企業、ホリゾンタルSaaS企業の利点などをご紹介しました。
最後に、バーティカルSaaSについて知りたい方はこちらからご覧ください。