ウェディングプランナー(約6年間)からIT企業へ、未経験からの異業種転職を成功させた実体験を、ブログやSNSで発信しています。
「履歴書と職務経歴書って何が違うの…?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
私は最初、履歴書と職務経歴書の違いがよく分からず、すぐにネットで調べました。
結論、履歴書と職務経歴書の違いは以下の通りです。
履歴書:あなたのプロフィールを伝える書類
職務経歴書:あなたの仕事の経験や能力を伝える書類
履歴書と職務経歴書はどちらも、求人応募の際に必要です。
はじめて転職活動をする場合、意外とこれらの書類作成に時間がかかるので、必須項目と書類作成時のポイントについて解説していきます。
前述の通り、履歴書は「あなたのプロフィールを伝える書類」で、職務経歴書は「あなたの仕事の経験や能力を伝える書類」です。
履歴書は就活でも作成したと思うので馴染みがあるかもしれませんが、あなたの名前や住所、学歴や職歴などの基本的なプロフィールをまとめた書類です。ほぼフォーマットは決まっています。
続いて職務経歴書は、あなたがこれまでにどのような仕事をしてきたか、どのようなスキルや実績を持っているかを詳しく記載した書類です。
採用担当者は、履歴書であなたの人物像を把握し、職務経歴書であなたの仕事に対する能力や適性を判断します。
そのため、履歴書と職務経歴書は、それぞれに応じた内容や書き方が必要になります。
履歴書に記入すべき項目とは?
履歴書には以下のような項目を記載します。
・氏名
・生年月日
・現在所
・連絡先
・学歴
・資格
私はリクルートエージェントのサイトから、履歴書のフォーマットを保存し、活用していました。
職務経歴書に記入すべき項目とは?
職務経歴書には以下のような項目を記載します。
・職務要約
・職務経歴
・自己PR
・志望動機
・資格など
履歴書と比べ、職務経歴書の方が書類フォーマットの自由度が高いです。
志望企業の業界や業種に合わせて、これまで培った経験や実績、スキルのうちどの部分を職務経歴書に記載するかを取捨選択する必要があります。
こちらも私は、リクルートエージェントの公式サイトで配布してある職務経歴書のフォーマットを少しずつアレンジしながら使用しています。
職務経歴書の方が自由度が高いからといって、好き放題に記載していいわけではありません。
記入項目ごとのポイントを把握して、面接官から見てより魅力的に映る職務経歴書に仕上げていきましょう。
前提となるポイント
大前提として、あなたが有する実績やスキルの中でも、応募する職種や企業に関連する業務内容や成果を優先的に記載するようにしましょう。
「自分が書きたいこと・書けること」よりも「企業が求める人物像や経験、スキル」は何か?を常に考慮しながら作成するように心がけてください。
職務要約
職務要約とは、これまでに行ってきた業務内容や成果を簡潔にまとめたものです。採用担当者にとって、職務概要を見てあなたのスキルや経験を判断するための項目です。
・業務内容は具体的かつ分かりやすく説明する
・成果は数値や具体例で示す
・職務概要は1つの業務につき3~5行程度にまとめる
・職務概要は時系列順に記載する
職務経歴
「職務経歴」とは、これまでに勤務した企業や部署、役職、在籍期間などを記載したものです。採用担当者にとって、あなたのキャリアの流れや適性を判断するための項目です。
・職務経歴は時系列順に記載する
・在籍期間は年月まで明記する
・役職や部署は正式名称で記載する
・転職理由や退職理由は記載しない
自己PR
「自己PR」とは、あなたが持つ強みや特徴、志望動機や目標などをアピールするものです。採用担当者にとって、あなたの人柄やモチベーションを判断するための項目です。
・自己PRは具体的かつ分かりやすく説明する
・自己PRは自分の経験や実績に基づいて書く
・自己PRは1つに絞るか、最大3つまでにする
・自己PRは5~10行程度にまとめる
志望動機
「志望動機」とは、あなたが応募する職種や企業に対してどのような関心や目的を持っているかを伝えるものです。採用担当者にとって、あなたの適性や適合度を判断するための項目です。
・応募する職種や企業に関する情報を事前に調べる
・応募する職種や企業に対する自分の強みや価値観を明確にする
・応募する職種や企業に対する自分の目標や期待を具体的に示す
・志望動機は5~10行程度にまとめる
履歴書や職務経歴書に限らず、書類作成において「いきなり作り始める」のはNGです。
作り直しの手間や時間がかかるためです。
以下2ステップが完了してから履歴書と職務経歴書を作成し始めましょう。
(1)転職の軸を定める
(2)キャリアの棚卸しをする
転職の軸とは「今回の転職を通じて何を叶えたいのか?」というゴールです。
ゴールが決まっていないとどこに向かっていけば良いか分かりませんからね。
後述するキャリアの棚卸しや、求人応募する中でキャリアの軸は変わっても大丈夫です。現時点での転職の軸を作ってみましょう。
以下の記事では、主にブライダル業界から異業種・異業界への転職を検討している方向けに転職の軸の定め方について書きました。ぜひ参考にしてみてください。
履歴書と職務経歴書の違いとは?職務経歴書作成のポイントも解説【初心者向け】キャリアの棚卸しがまだの場合は、以下の記事を読んでみて、転職熱が冷めないうちにやってしまいましょう。
キャリアの棚卸しをするメリットには、以下が挙げられます。
・転職の軸がさらに定まる
・自分の武器が見つかる
・志望動機や自己PRが作りやすくなる
・想定外の質問にも答えられる
こちらの記事も参考にしてみてください。
【ブライダル】キャリアの棚卸しのやり方を3ステップで簡単解説【業務一覧表付き】まとめると、
(1)転職の軸を定める
(2)キャリアの棚卸しをする
(3)求人応募をする
(4)履歴書・職務経歴書を作成する
ざっくりこのような順番を辿ることになるでしょう。
履歴書や職務経歴書は一度作成したら終わりではなく、応募する企業によって内容を変更したり、書類選考や面接を通してブラッシュアップを重ねるものです。
そのためにも書類作成におけるポイントを押さえた上で、より魅力的な履歴書・職務経歴書を作ってみてください。
この記事が参考になれば幸いです。